Microcast Spool 16SCP7020RI(溝深さ2.0mm)
Microcast Spool 16SCP7040RI(溝深さ4.0mm)
リール:16スコーピオン70HG
リール:16スコーピオン70HG
16スコーピオン70用マイクロキャストスプールです。
小径スプールのため大型ルアーのロングキャストには向きませんが、
軽量なルアーとの相性が良いので、繊細な釣りにピッタリなリールです。
浅溝モデルのMicrocast Spool 16SCP7020RIは、本流、渓流でのトラウトフィッシングやバスフィッシングでのライトリグをカバーに打ち込む様な釣りにお勧めです。
また、ソルトにも対応していますので、クロダイやライトロック、エギングなどにもお勧めです。
このスプールは、マグネットブレーキに対応すべく、スプールにブレーキディスクを搭載しています。
マグネットブレーキは、SVSインフィニティ用の外部ダイヤルを使い、外部からの調整が可能です。
遠心ブレーキでご使用の場合は、純正のSVSインフィニティを移植してご使用下さい。
材質 | スプール部分:超々ジュラルミン(アルマイト加工により着色) シャフト部分:ステンレス |
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サイズ | Microcast Spool 16SCP7020RI 溝深さ:2.0mm Microcast Spool 16SCP7040RI 溝深さ:4.0mm |
適合リール | 16スコーピオン 70/71 16スコーピオン 70HG/71HG 16スコーピオン 70XG/71XG |
スプール | 重量 | 重量比 |
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Microcast Spool 16SCP7020RI | 9.7g | 74.0% |
Microcast Spool 16SCP7040RI | 10.2g | 77.9% |
純正スプール | 13.1g | - |
生産ロットによって、多少重量が前後する場合がございます。
ブレーキ | 重量 |
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Microcast Brake 16SCP | 6.0g |
純正スプール、弊社製スプール共に、SVSのない状態で測定したものです。
スプール | 6Lb φ0.205mm |
8Lb φ0.235mm |
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Microcast Spool 16SCP7020RI | 55m | 45m |
純正スプール | 180m | 135m |
スプール | 12Lb φ0.285mm |
14Lb φ0.310mm |
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Microcast Spool 16SCP7040RI | 60m | 50m |
純正スプール | 90m | 77m |
山豊テグス(株)様のフロロカーボンライン(フロロバリュースター)を使用して計測しました。
上:純正スプール 下:マイクロキャストスプール
リールにスプールを組み込んだ際、スプールが若干ハンドル側に寄りますが、
純正スプールに合わせてセンター出しをしていますので、不良ではありません。
スプールリムを用いてサミングをしますと、摩擦によりアルマイトが剥がれるおそれがあります。
特にサミングはスプールの糸巻き面で行ってください。
スプールにラインを巻く際、テンションを強くかけ過ぎると破損の原因となります。
特にナイロンラインのような伸びのあるラインを巻く際には、テンションをゆるめに巻いてご使用下さい。
SVSインフィニティの移植方法は下記リンクよりご確認下さい。
NEW SVSインフィンティ用プラー 商品ページ16スコーピオン70では、ブレーキダイヤル中央の固定ボルトの形状がヘックスローブ(星形)のT10というサイズになります。
六角レンチ等ではねじ穴を傷めてしまうので専用工具を別途ご用意下さい。
マグネットブレーキは、外部ダイヤルを6にした時にスプールに接触しない位置に調整してご使用下さい。
シマノリールの外部ダイヤルは、SVSインフィニティがよどみなく機能するために作られていますが、
当然アベイル製マグネットブレーキでの機能を考慮しておりません。
そのため、正しく調整した際にもブレーキ目盛りの1や2の時にはほとんどブレーキが効かない状態となりますが、
不良ではありません。
ブレーキの効く範囲内で調整してご使用下さい。
リール本体に取り付ける際、マグネット固定部分のねじは最後までねじ込んだ状態では
ベアリング受けに接触し、取付けが出来ません。
また、正常に取り付けた際にも、マグネット固定部分を一番奥までねじ込むことは出来ません。
リール本体からサイドカバーを取り外し、フレームB受ケ組の3箇所に付いている固定ボルトを取り外します。
ダイヤル中央の固定ボルトを取り外し、ブレーキダイヤルとブレーキパイプギアを取り外します。
ブレーキパイプギヤのツメが螺旋状の切れ込みに引っ掛かっているので、外れない場合は左右に回してブレーキパイプギヤを取り外して下さい。
マグネットブレーキの内側に2箇所のツメがあります。ツメをフレーム受けBの切れ目に入れてねじ込んで下さい。一番奥までねじ込みます。
外部ダイヤルの4が写真の位置に来るように、ダイヤルを取り付けます。この時点で固定ボルトでダイヤルを固定します。
ここまで来れば、後は組み立てるだけです。フレームB受ケ組の3箇所を固定ボルトで固定します。
組み立てが終わったら、ブレーキの調整をします。外部ダイヤルを1の状態でメカニカルブレーキを調整します。
メカニカルブレーキはスプールを組み込んだ状態で、左右にカタカタしなくなったところから僅かに緩めた状態に調整します。
メカニカルブレーキの調整が終ったら、外部ダイヤルを6に設定します。
この時点でブレーキがスプールに接触する場合は、ブレーキのマグネットを締め込み、スプールから離します。
接触しない場合は、接触するギリギリまでマグネットをゆるめ、スプールに近づけます。
16スコーピオン70シリーズの場合、マグネット部を取り外した状態から、6回転と8分の1ほどねじ込んだ状態が目安となります。
※写真はブレーキとスプールの位置関係が分かりやすいよう、15アルデバラン50、Microcast Spool ALD1518TRを使用しています。
この状態を想像して、ブレーキの調整を行って下さい。