Microcast Brake MT16K
シマノ 16メタニウムMGL用マイクロキャストブレーキです。
より軽いルアーをキャストしたい場合は、PEラインとマグネットブレーキのコンビネーションがおすすめです。
マグネットブレーキは、SVSインフィニティ用の外部ダイヤルを使い、外部からの調整が可能です。
適合スプールはMicrocast Spool MT1620RIとMicrocast Spool MT1636RIの2機種となります。
マグネットブレーキは、外部ダイヤルを6にした時にスプールに接触しない位置に調整してご使用下さい。
シマノリールの外部ダイヤルは、SVSインフィニティがよどみなく機能するために作られていますが、
当然アベイル製マグネットブレーキでの機能を考慮しておりません。
そのため、正しく調整した際にもブレーキ目盛りの1や2の時にはほとんどブレーキが効かない状態となりますが、
不良ではありません。ブレーキの効く範囲内で調整してご使用下さい。
リール本体に取り付ける際、マグネット固定部分のねじは最後までねじ込んだ状態ではベアリング受けに接触し、
取付けが出来ません。
また、正常に取り付けた際にも、マグネット固定部分を一番奥までねじ込むことは出来ません。
リール本体からサイドカバーを取り外し、フレームB受ケ組の3箇所に付いている固定ボルトを取り外します。
3箇所のうち外部ダイヤルの対角に取り付けてある固定ボルトは他の2本より短いです。
取り外したフレームB受ケ組を裏返して、ダイヤルを回しブレーキパイプギアを一番出た状態にします。
その後ダイヤル中央の固定ボルトを取り外します。
ブレーキパイプギヤを裏側から押して取り外します。
ツメがネジ状の切れ込みに引っ掛かっているので、外れない場合はさらに回してパーツが出た状態にして下さい。
マグネットブレーキ本体からヘッドパーツを取り外します。
マグネットブレーキ本体の内側のツメをフレーム受ケB組の切れ目に入れてねじ込んで下さい。
一番奥までねじ込みます。
外部ダイヤルの4が写真の位置に来るように、ダイヤルを取り付けます。この時点で固定ボルトでダイヤルを固定します。
ここまで来れば、後は組み立てるだけです。
フレームB受ケ組の3箇所を固定ボルトで固定してからヘッドパーツをネジ込みます。
組み立てが終わったら、ブレーキの調整をします。外部ダイヤルを1の状態でメカニカルブレーキを調整します。
メカニカルブレーキはスプールを組み込んだ状態で、左右にカタカタしなくなったところから僅かに緩めた状態に調整します。
メカニカルブレーキの調整が終ったら、外部ダイヤルを6に設定します。
この時点でブレーキがスプールに接触する場合は、ブレーキのマグネットを締め込み、スプールから離します。
接触しない場合は、接触するギリギリまでマグネットをゆるめ、スプールに近づけます。
16メタニウムMGLシリーズの場合、マグネット部を取り外した状態から、7回転ほどねじ込んだ状態が目安となります。
※写真はブレーキとスプールの位置関係が分かりやすいよう、15アルデバラン50、
Microcast Spool ALD1518TRを使用しています。この状態をイメージしてブレーキの調整を行って下さい。